OCR(Optical Character Reader)
ABBYY FlexiCapture(アビー フレキシィキャプチャ)
ただOCRを行うだけでなく、イメージの取込から、イメージ補正、自動帳票識別、OCR結果を確認・修正するための検証画面、エクスポートまでの一連の機能を高度に備えており、紙や画像の文書からデータ抽出し、ビジネスプロセスに投入するまでの時間を飛躍的に短縮します。
ABBYY FlexiCapture の特長
定型帳票、準定型帳票など、あらゆる種類のドキュメント処理に対応
ABBYY FlexiCapture は、デザインが固定された定型帳票のOCRはもとより、明細が複数ページにまたがることもある請求書のようにデザインが固定されていない準定型帳票、さらには契約書や手紙のような文章中から必要な項目を抽出する必要がある非定型文書のOCRを可能にします。
AIを活用した帳票識別、項目位置の自動学習を実現
帳票に印字された文字やバーコード、罫線情報などによる自動帳票識別に加え、サンプルイメージの自動学習による自動帳票識別も可能です。
またOCR処理で項目位置を誤認識した場合に、検証画面でオペレータが正しく位置を修正することで、項目位置を自動学習させることも可能です。
多言語に対応したOCR
日本語、中国語、韓国語、ベトナム語、タイ語、アラビア語を含む180以上の言語のOCR(活字の認識)に対応。ICR(手書き文字の認識)については、113の言語に対応。
高度なデータチェック/補正機能
読取フィールドに対して、データ種類(テキスト、日付、金額、数字、住所、等)の設定や、各種データチェック/補正を設定することができます。
例えば日付ですと、「2020/4/1」が、海外文書では並び順が異なった「1/4/2020」になっていたり、区切り文字が「/」でなく「-」や「.」になっていたり、月が「Apr」と単語になっていたりと、表示形式が様々です。数字ですと桁区切りの「,」や小数点以下の数字があったりなかったりますし、さらに金額になりますと通貨記号が数字の前または後ろに書かれていたりします。このように、フォーマットが異なる日付や数字、金額を正しく読み取った上で、フォーマットを統一してデータ出力することができます。
また、データチェック/補正では、マスタデータを参照してOCR結果をチェック/補正したり、関連情報をフィールドにセットしたりすることもできます。さらに、スクリプトによって、複数フィールドにまたがったチェック等、高度なチェックや補正を行うこともできます。
ワークフロー処理
ワークフロー機能を備え、イメージの取込から、イメージ補正、自動帳票識別、OCR、検証画面、エクスポートまで一連の処理を、自動的に実行することができます。
さらに、「OCRが終わったら検証画面は行わずにそのままエクスポートする」といった各処理の有効化/無効化の設定や、「エクスポートが終わったら、他のシステムにそれを通知するためにスクリプトを実行させる」といった任意の処理を組み込んで自動実行させることも可能です。 お客様それぞれの業務に合わせた処理を、高度かつ柔軟に実現します。
様々なエクスポートに対応
生成したテキストデータを、Excel、CSV、XML、JSONといったさまざまなファイル形式でエクスポートすることが可能です。エクスポートする際のデータの並び順や出力項目の設定をしたり、出力ファイル名やフォルダ名に項目データをセットしたりすることもできます。さらに、
- データベースへのエクスポート
- SharePoint文書ライブラリへの文書エクスポート
にも、対応しています。
また、イメージデータをPDF、JPEG、TIFFなどのファイル形式でエクスポートすることも可能です。この時、
- 暗証番号欄など、イメージの一部を黒塗りのマスク処理をした上での出力
- 自署欄など、任意の箇所の部分イメージを全体イメージとは別に出力
といったことも可能です。
ライセンスについて
ABBYY FlexiCapture(アビー フレキシキャプチャ)は、年間の処理ページ数に基づいて柔軟なライセンスモデルを提供します。 ライセンスは、追加のクライアントステーションおよび追加機能によって拡張できます
動作環境について
ABBYY FlexiCaptureの動作環境について詳しくは、こちらを参照ください。
ABBYY FlexiCapture 関連サービス
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