はじめての Blue Prism (1)―”プロセス”と”オブジェクト”って何?

はじめてのBlue Prism

こんにちは、2020年度新入社員で、双日テックイノベーションのRPAを扱う部署に配属されたビンちゃんです。
Blue Prism ( ブループリズム )の内容を勉強して一か月くらい経ったので、初心者として、今まで出会った問題を今後このブログで共有していきたいと思います。
第一回は、 "プロセス"と"オブジェクト"の違いです。

Blue Prism の"プロセス"と"オブジェクト"の違い

私はプロセスから勉強を始めて、様々なステージの使い方を学びました。
例えば、最初に触れたのは「判断ステージ」です。テキストエリアに条件式を入力すると、条件式がTrueになったとき「Yes」、Falseになったとき、「No」の方向にフローチャートを進めることができます。Blue Prismではないですが、フローチャート自体は大学時代に書いたことがあったので、分かりやすかったです。

"BluePrism"判断のプロパティ
図1 Blue Prism 判断のプロパティ

プロセスの概念はしっかり理解できたと思ったのですが、オブジェクトの勉強に入ったところで、プロセスとオブジェクトの違いがよくわからなくなりました。
1つには両者は使えるステージが似ているので(「判断ステージ」「計算ステージ」等)区別がつかないから、もう一つは、両者の関係がよく理解できなかったからです。
トレーニングテキストの操作手順が終わった時点で考えていた、プロセスとオブジェクトの違いは図2のようになります。

つまり、オブジェクトはプロセスに含まれるということです。これで両者の違いをしっかり分かったと思っていました。

最初に考えた"Blue Prism"プロセスとオブジェクトの関係図
図2. 最初考えたプロセスとオブジェクトの関係図

しかし、その後もう少し勉強しようと思ってBlue Prismの資料やビデオを見たら、上記の認識がずれていることに気づきました。
Blue Prismが主張しているプロセスとオブジェクトは、どちらかがどちらかを含むような関係ではなく、対等です。むしろオブジェクトは操作対象のアプリに紐づいていて、同じアプリを使うプロセスが複数あれば、1つのオブジェクトを複数のプロセスから呼び出すことになります。

"Blue Prism"プロセスとオブジェクトの実際の関係図
図3 プロセスとオブジェクトの実際の関係

Blue Prism歴1年生、ビンちゃんからの一言

今回紹介したプロセスとオブジェクトの違いのように、Blue Prismに対しての理解を深めながら勉強を進めると、より短い時間でレベルアップが出来そうです。まだまだ今回のような誤解がありそうなので、ポータルにある資料を見たり、ウェビナーに参加したり、色々インプットするのが大事だと思いました。

次回は"ワークキュー"に関しての疑問を共有する予定です。

\はじめてのBlue Prismシリーズ続編はこちらから/
>>ブログ『はじめてのBlue Prism (2)― ワークキューアイテムの追加と取得』を読む

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