【RPA】Blue PrismでWeb APIを使用する方法

このブログでは、国税庁のWeb APIを例に、Blue PrismのWeb APIサービスを利用してデータを取得する手順を紹介します。

Blue PrismでのWeb APIサービスの使い方の参考になりますので、ぜひ最後までご覧ください!

Web APIの設定方法

Blue PrismでWeb APIを使用するには、システムタブ内の「Web APIサービス」より新しくWeb API定義の構成を設定します。

共通の設定項目は以下のようになっています。

  • 共通ヘッダー
  • 共通パラメーター
  • 共通認証
  • 共通コード
  • アクション

※共通と書かれている項目は、全てのアクションに反映されます。全てのアクションに共通利用する情報はここで設定してください。

Web API設定画面

今回は国税庁Web APIで指定されている下記のリクエスト文を使用します。

 https://web-api.invoice-kohyo.nta.go.jp/バージョン/diff?id=アプリケーションID &from=取得期間開始日&to=取得期間終了日&type=応答形式&division=人格区分&divide=分割番号

また、ヘッダーにUser-Agentを明示する必要があります。

上記以外のリクエスト文を考慮して、すべてのアクションに共通する項目はヘッダー(User-Agent)とアプリケーションIDとします。

よってこの二つを下図のように共通ヘッダーと共通パラメーターに設定します。

共通ヘッダー
共通パラメーター

次にアクションです。

オブジェクトのアクションを作成すると考えてください。プロセスから通常のオブジェクトと同じようにAPIを使うことができます。

アクションの名前は「期間指定データ取得」にします。

まず、パラメーターの設定です。

共通パラメーターおよび各アクションのパラメーターはアクションの入力変数となります。

今回、パラメーターにはリクエスト文の中で必要な「取得期間開始日」と「取得期間終了日」を設定します。

アクションのパラメーター設定

次にリクエストです。

リクエストにはGETメソッドとURLパスを設定。URLパス内の[]で囲んだ部分はパラメーターで設定した項目(変数)となります。

リクエスト設定

最後に応答です。

応答はAPIの戻り値についての設定部分です。

出力するメソッドは指定することができます。今回は一般的なJsonでの戻り値を考えます。

戻り値の中から必要なプロパティをデータアイテムまたはコレクションに入れます。 今回は次のようなJsonが返ってきます。

必要なプロパティはannouncementという配列データになります。

配列データのため、BPのコレクションに格納します。

この際、Jsonパスは「$.announcement」となります。

以上を踏まえて、設定は以下の図のようになっています。

応答の設定

あとは次の画像のように入力変数(パラメーター)を指定するだけで、データを取得することができます。

当社サービスのご紹介

いかがでしたか?

本記事を参考に、Blue Prismの開発を効率化していただけると幸いです。

下記、各サービスの問い合わせはこちら

  • BP新規導入
  • BPライセンスの購入や他社からの乗り換え
  • 技術支援、技術相談
  • 教育サービス

BP新規導入またはライセンスを他社から乗り換えで、いまなら3時間分の無料問い合わせチケットつき! ※お問い合わせ内容冒頭に【ブログ】とご記入ください。

この記事をシェアする

前の記事

【RPA】Blue Prism~Excelのコピー&ペースト~

次の記事

【RPA】Blue Prism~OCR読み取り結果チェック~