Blue Prism標準のオブジェクトではやりたい操作ができない!
わかります。私も同感です。
- 行と列を入れ替えることはできないの?
- 標準オブジェクトの動作が思っていたのと違う!
そんな方も多いと思います。
そこでお悩みを解決するコレクション操作オブジェクトを作成しました!この記事では作成した具体的なアクションの一つを紹介しています。3分で読めて開発効率が上がること間違いなし!ぜひ最後までご覧ください!
今回の対象オブジェクトとアクション
- オブジェクト:NEO-コレクション(双日テックイノベーション標準BPアセット内のオブジェクト)
- アクション:転置(行→列) ※以下「転置」とする
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アクションの説明
「転置」はBP提供オブジェクト「Utility – Collection Manipulation」のアクション「Transpose Collection」の親戚みたいなものです。
ご説明の前に、少しだけ「Transpose Collection」についておさらいしておきましょう。
「Transpose Collection」は元のコレクションの項目名を1列目の「Name」列に、データ行の値を2列目の「Value」列に格納したコレクションを作成してくれます(実行後は2列×{元のコレクションの列数×データ行数}行のコレクションになります)。
正直、あまり使ったことがないので私もすっかり忘れていました…。
それに対して、「転置」は元のコレクションの1列目の値を項目名として、2列目以降の値をデータ行として格納したコレクションを作成します({元のコレクションの1列目の行数}列×{元のコレクションの列数-1}行のコレクションになります)。
入力で指定可能な項目
- 転置対象コレクション:行と列を入れ替えたいコレクションを指定
使用方法と注意点
早速列と行を入れ替えたいコレクションを指定して実行し、結果を確認してみましょう。
お気づきになりましたか?
たしかに、指定した通りに行と列は入れ替わりましたが、元のコレクションの項目名(「No」「1」「2」「3」)は行方不明になっています…。私は先ほど「元のコレクションの1列目の値を項目名として」と書きましたが、「値」はあくまでも「データ行の値」です。
「それだと困る」という方は、元のコレクションを以下のような状態にしておきましょう。
こうすることで「No」「1」「2」「3」も消えずに済みます。
ちなみに、元のコレクションの1列目で値が重複している場合は内部エラーが発生するので、その点も注意が必要です。
いかがでしたか?
このアクションを使って、Blue Prismの開発を効率化していただけると幸いです。
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