要約
Blue Prismで日付計算を簡単に!n日後、n営業日後の日付の求め方、さらには前営業日の計算方法まで、実用的なテクニックをわかりやすくガイドします。
キーワード
本記事は、以下に関心のある方におススメです。
- Blue Prism
- 日付計算
- n日後
- n営業日後
- 前営業日
目次
- Blue Prismの日付計算の重要性
- n日後の日付の求め方
- n営業日後の日付の求め方
- 前営業日の計算方法
- リファレンス(本記事で書かなかったこと)
Blue Prismの日付計算の重要性
日付計算は、業務自動化における鍵となる要素の一つです。特に、RPAツールであるBlue Prismを使用して効率的なワークフローを構築する場合、日付関連の操作は避けて通れません。たとえば、レポート生成、スケジューリング、期限管理など、日付計算が必要とされるシーンは数多く存在します。
この記事では、Blue Prismを使った日付計算の基本から応用までを解説します。具体的な計算方法が意外と知られていない現実があるため、このガイドは多くの開発者にとって貴重なリソースとなるでしょう。日付計算をマスターすることで、Blue Prismによる業務自動化の幅が一気に広がります。
n日後の日付の求め方
Blue Prismでは、日付に特定の日数を追加するための組み込み関数が提供されています。ここでは、その中でも特に「MakeTimeSpan」関数と「+」演算子を使用した方法をご紹介します。この方法は、他の方法に比べて汎用性が高く、理解しやすいです。
数式
[結果日] = [日付] + MakeTimeSpan([日], 0, 0, 0)
実装例
- データアイテムの作成: まず、日付や日数、結果を保存するデータアイテムをあらかじめ作成します。
- 計算ステージの設定: 次に、計算ステージを作成し、以下のように設定します。
- 式:
[日付] + MakeTimeSpan([日], 0, 0, 0)
- 結果の保存先:
[結果日]
- 式:
パラメーター
パラメーター | 方向 | データ型 | 説明 |
---|---|---|---|
日付 | 入力 | 日付 | 日数を追加すべき日付 |
日 | 入力 | 数値 | 追加する日数 |
結果日 | 出力 | 日付 | 指定した日数が追加された日付 |
動作イメージ: n日後の日付の求め方



n営業日後の日付の求め方
Blue Prismの「カレンダー」オブジェクトには、「稼働日を追加(Add Working Days)」というアクションが含まれています。カレンダーには、会社の営業日や銀行法に基づく銀行の営業日など、稼働日を事前に定義しておくことが可能です。これにより、このアクションを利用することで、指定した日付からn営業日後の日付を簡単に計算することができます。
アクション説明: 稼働日を追加
このアクションは、開始日に指定された稼働日数を追加し、結果の日付を返します。たとえば、「日」の値に「1」を設定すると、指定された日付の次の稼働日が計算されます。逆に「-1」を設定すると、前の稼働日が計算されます。
- 使用するカレンダーは、事前にシステムマネージャーで定義しておく必要があります。
- 「日」に0以外の値を設定した場合、該当する稼働日が存在しないとエラーが発生します。
- 「日」に0を指定した場合、結果の日付は指定した日付と同じになりますが、その日が稼働日であるとは限りません。
パラメーター | 方向 | データ型 | 説明 |
---|---|---|---|
カレンダー名 | 入力 | テキスト | システムマネージャーで定義されたカレンダーの名前 |
日付 | 入力 | 日付 | 稼働日数を追加すべき日付 |
日 | 入力 | 数値 | 追加する稼働日数 |
結果日 | 出力 | 日付 | 指定した稼働日数が追加された日付 |
動作イメージ: n営業日後の日付の求め方

前営業日の計算方法
前営業日を計算する方法も非常にシンプルです。先程説明した「稼働日を追加(Add Working Days)」のアクションを使用し、「日」のパラメータにマイナスの値(-1)を設定するだけです。これにより、指定した日付の前営業日が計算され、結果として得られます。
動作イメージ(前営業日の計算方法)

リファレンス(本記事で書かなかったこと)
カレンダーの定義方法を知りたい
24時間365日、いつでも心優しい「AIメンター」に教わりましょう。詳しくは、関連記事エリアより該当記事をご参照ください。
日付に特定の日数を追加する他の方法を知りたい
Blue Prismでは、「AddDays」「DateAdd」という組み込み関数も提供されています。「AIメンター」に質問してみましょう。
その他の日付計算について知りたい
組み込み関数や、公式オブジェクトの「カレンダー」をチェックしてみるとよいでしょう。当社作成の「NEO - カレンダー」にも、特に日本の業務自動化に役立つ便利なアクションを用意してあります。無料でご利用いただけますので、一度お試しください。
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いかがでしたか?
本記事を参考に、Blue Prismの開発を効率化していただけると幸いです。
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