システムに漢字の読み方を入力する際に、「ふりがな」と書いてあったらひらがなで、「フリガナ」と書いてあったらカタカナで入力しないとおそらくエラーになりますよね?
今回は、そんなシステムを操作したり、あるデータを様々なルールに従って加工したりする際に役立ちそうなアクションをまとめて紹介します! ぜひ最後までご覧ください。
今回の対象オブジェクトとアクション
- オブジェクト:NEO - 文字列
- アクション:表記統一(アルファベット大文字小文字・ひらがなカタカナ・小文字仮名の大文字化・半角全角)
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アクションの説明と使用方法
その名の通り、文字列の表記統一や変換を行うアクションです。
■表記統一(アルファベット大文字小文字)
指定された文字列中のアルファベットを全て大文字または小文字に統一します。
入力で指定可能な項目
- 変換元文字列:変換したい文字列
- 大文字に統一:Trueの場合は大文字、Falseの場合は小文字に統一(省略時:False)
「大文字に統一」にTrueを設定して実行すると、「nissho」が「NISSHO」に変換されました(もちろん、もともと大文字だった「ELE」とアルファベット以外はそのままです)。
Blue Prism の関数にも同様のもの(「Upper」「Lower」)があるので、必要に応じて使い分けてみてください。
■表記統一(ひらがなカタカナ)
指定された文字列中のひらがなとカタカナを、すべてどちらかに統一します。
入力で指定可能な項目
- 変換元文字列:変換したい文字列
- ひらがなに統一:Trueの場合はひらがなに、Falseの場合はカタカナに統一(省略時:False)
「ひらがなに統一」に何も設定しないで実行すると、「にっしょう」が「ニッショウ」に変換されました(「テスト」はもともとカタカナなのでそのままです)。
「ふりがな」の欄にはひらがなに統一してから、「フリガナ」の欄にはカタカナに統一してからシステムに入力すればエラーを回避できそうですね。
■表記統一(小文字仮名の大文字化)
指定された文字列中に小文字のひらがなやカタカナ(「捨て仮名」「小書き文字」などと呼ぶこともあり)が存在した場合、対応する大文字の仮名を使うよう表記を統一します。
入力で指定可能な項目
- 変換元文字列:変換したい文字列
実行すると、小文字のひらがなとカタカナが大文字に変換されました(画像だと分かりづらいかもしれませんが、「にっしょう」が「につしよう」になっています)。
小文字を受け付けてくれないシステムや、「ショウヘイ」と入力したら自動で「シヨウヘイ」に変換されるシステムを操作する際に使えそうです。
■表記統一(半角全角)
指定された文字列中に存在する半角と全角の区別が存在する文字を、すべてどちらかに統一します。
入力で指定可能な項目
- 変換元文字列:変換したい文字列
- 半角に統一:Trueの場合は半角に、Falseの場合は全角に統一(省略時:False)
「半角に統一」に何も設定しないで実行すると、すべて全角に変換されました(これも画像だと分かりづらいかもしれないですが、「にっしょうテスト123@nissho-ELE」が「にっしょうテスト123@nissho-ELE」になっています)。
他のアクションも同様ですが、半角と全角が混在している複数の文字列を表記統一してから比較する際にも便利ですね。
良かったらいろいろと試してみてください。
また、「Blue Prismでこんなアクションがあったら便利なのに…」という方、リクエストも受け付けていますよ!
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