要約
Blue Prismで正規表現を簡単に取り入れるなら、公式オブジェクト「Utility - Strings」のアクション「Test Regex Match」を使うことで、多様なマッチング判定が手軽にできます。本記事で具体例を紹介します。
目次
- 導入
- アクション説明
- 基本的な使い方
- 具体例1「メールアドレスの判定」
- 具体例2「商品番号の判定」
- 具体例3「パスワードポリシーの判定」
- リファレンス(本記事で書かなかったこと)
本文
導入
Blue Prismを使用する中で、正規表現を簡単に取り入れる方法を知りたいと思っていませんか?
公式オブジェクト「Utility - Strings」のアクション「Test Regex Match」を使用すると、さまざまなマッチング判定が可能になります。
アクション説明
Test Regex Match
与えられたテキスト値が正規表現と一致するかを確認します。このアクションを使用しても、他の部分に影響を及ぼすことはありません。
パラメーター | 方向 | データ型 | 説明 |
---|---|---|---|
Regex Pattern | 入力 | テキスト | 適用する正規表現のパターン |
Target String | 入力 | テキスト | パターンを適用して値を抽出する対象の文字列 |
Matched? | 出力 | フラグ | 正規表現がマッチするかどうか |
基本的な使い方
利用イメージ
具体例1「メールアドレスの判定」
概要1
- 前提:一般的なメールアドレスの形式であるとします。
- 正規表現のパターン:
^[a-zA-Z0-9._%+-]+@[a-zA-Z0-9.-]+.[a-zA-Z]{2,}$
- 効果:一般的なメールアドレスの形式が正しく入力されているかを判定できます。
利用イメージ1
具体例2「商品番号の判定」
概要2
- 前提:仮に商品番号が「AB-1234」のような形式であるとします。
- 正規表現のパターン:
^[A-Z]{2}-\d{4}$
- 効果:アルファベット2文字にハイフン、その後数字4桁という形式が正しいかを判定できます。
利用イメージ2
具体例3「パスワードポリシーの判定」
概要3
- 前提:仮に「数字を最低1文字含む」「英小文字を最低1文字含む」「英大文字を最低1文字含む」「8文字以上」とします。
- 正規表現のパターン:
^(?=.\d)(?=.[a-z])(?=.*[A-Z]).{8,}$
- 効果:指定されたパスワードポリシーを満たすかを判定できます。
利用イメージ3
リファレンス(本記事で書かなかったこと)
正規表現について知りたい
24時間365日、いつでも心優しい「AIメンター」に教わりましょう。詳しくは、関連記事エリアより該当記事をご参照ください。
正規表現を楽して作成したい
こちらも「AIメンター」に作ってもらいましょう。詳しくは、関連記事エリアより該当記事をご参照ください。ただし、正規表現には方言があることが知られています。Blue Prismは.NETベースなので、「.NETの正規表現で」とお願いするとよいでしょう。
正規表現の活用例をもっと知りたい
本記事の続編をお待ちください。「いいね」を頂ければ、執筆スピードがアップします。当社作成の「NEO - 文字列」には、公式にない便利なアクションが用意されているので、そちらをご紹介したいと思っています。
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